資産を増やしたいなら上手に節約しよう!

老後に2000万円の資金が必要だという話があります。
それを聞いて、これからたくさん貯金しなければならないというプレッシャーを感じている人もいるでしょう。
たしかに収入を増やしていくことは重要ですが、それだけで2000万円を貯めるのは簡単ではありません。
なぜなら、いくら稼いでも支出が多ければ意味がないからです。
したがって、普段の生活においてできるだけ節約していくことが重要になります。

スーパーに買い物に行くタイミングを夜間にずらす

そう言われても、具体的にどのような工夫をすれば良いのか分からない場合もあるかもしれません。
いろいろな場面で視野を広くするだけで、出ていくお金を少なくするヒントを得られるからです。
たとえば、いつもスーパーに昼間に買いに行ってるなら、そのタイミングを夜間にずらしてみましょう。
スーパーによって事情は異なりますが、たいていの場合は閉店時間になると値下げを始めます。
特に肉や魚といった生ものはその傾向が強く、一気に半額になるケースも珍しくありません。
とはいえ、たいていの場合は段階的に安くなっていきます。
18時頃に10%引きになって、20時頃に30%引きになるといった具合です。
そのため、基本的にはできるだけ遅くに行ったほうが得をしやすいですが、注意しなければならない点も存在します。
それは遅くなりすぎると売り切れてしまう可能性があることです。
半額になっていることを期待して閉店間際に行くと、まったく残っていないようなケースもあるでしょう。
そうなると翌日の料理に使う食材が足りずに困ってしまう恐れがあります。
ですから、タイミングを見極めることが最も大切なポイントになるのです。
こればかりは実際に経験値を積んでいくしか成功率を高める方法がありません。

賞味期限が切れている商品に焦点を絞る

スーパー関連でいうと、賞味期限が切れている商品に焦点を絞ることも有効な手段です。
以前はそのような商品はすぐに廃棄されていましたが、エコ志向の高まりよってその風潮が変わりつつあります。
そもそも賞味期限は味の衰えに関する期限であり、食べられなくなるという意味ではありません。
そのため、多少過ぎたところで体に害が出る可能性は低いです。
廃棄するのは勿体ないので、スーパーとしては収益につなげたいところです。
とはいえ、そのような商品を定価で買いたくないという人も多いでしょう。
そこで多くなっているのが、賞味期限切れのコーナーを設けて、驚くような安さで販売するスタイルです。
半額どころの話ではなく、なかには10分の1程度の商品も見受けられます。
味が落ちるといっても、期限内のものと食べ比べても実感できる人は少ないです。
ましてや単体で食べた場合、多くの人は劣化をまったく感じられないでしょう。
ですから、節約の有効な手段として注目を集めるようになっています。

スマートフォンの利用料を抑える

異なる観点からの節約として、スマートフォンの利用料を抑えることも効果的です。
政府の方針によって通信事業者が次々と安いプランを打ちだすようになりました。
以前は格安SIMに切り替えることが、節約の最も有効な手段でしたが風向きが変わりつつあります。
大手のプランのなかにも驚くようなものが出始めているので、それらも選択肢に入れて検証するのが得策です。
たとえば、某社が一定の通信料までは無料になるプランを発表して話題になりました。
通信事業者が切磋琢磨している状態であり、他に対抗する形で出てきたのです。
この競争はこれからも続いていくと考えられます。
そのため、利用者としてはうまく乗り換えていくことがポイントになります。
1年後には安さの勢力図が大きく変わっている可能性も十分にあるでしょう。
現状に満足するのではなく、最新情報をいつでも手に入れられるようにアンテナを張っておくことが求められます。

カーシェアリングのサービスを利用する

また、自動車関連も節約しやすいポイントの一つであり、所持しない人も多くなってきました。
購入費だけでなく維持費が大きな負担になりやすいからです。
とはいえ、移動手段がないと困るという人もいるのではないでしょうか。
そこで役に立つのがカーシェアリングのサービスです。
自動車のレンタルサービスと似ていますが、使い勝手に関しては格段にこちらのほうが上となっています。
定番なのは駐車場に停めてある対象車を使用して、使い終わったら駐車場に停めるというスタイルです。
乗った駐車場とは異なるところに返して良いというケースも多く見受けられます。
この場合、往路に利用して帰りは交通機関を使うような手順も可能です。
ライフスタイルや目的に合わせて柔軟に活用していけます。
利用料はさまざまですが、おすすめなのは1カ月当たりの料金が定額となっているものです。
5千円程度のところが多いですが、キャンペーンを利用すればもっと節約できる場合もあります。
ただし、あまり利用する機会がないなら、都度支払いのタイプを選択したほうが良いでしょう。
いずれにせよ、自分で所持する場合もよりも支出をかなり抑えられます。